ずっと忘れない。
忘れたくない。
空も風も海も雲も人も同じ太陽に照らされているという実感。
そう思えた喜び、忘れないから。
神や仏をこえて、自然とともに在ることを知った。
そして、自然に対して祈り始めた。
真の祈りは、すべてのいきとしいけるものが、まことに、平和で健やかで、自由でありますようにと。
闇が包む時には闇の弥栄を祈る。
風を感じれば風の弥栄を祈る。
人も植物も星も同じ。
その弥栄を祈る。
平和と健康と自由を。
一筋の光が雲間から差し、空の色を一瞬で染めあげる。私の姿も染めあげる。同じこと。