峠を降りて、町にでる。
町は、人々の夢。
交換が頻繁におき、分業が活発におき、
社会の中枢として機能することを無意識に期待された土地。
町の町たる由縁は、やはり交換にあるだろう。
紀伊長島の「うおまち」を行く。
この町は干物がいっぱい。
海の幸が交換される、まち。
せまい路地にたくさんのおうち。
台風が強いのだろうか。
風が強いのだろうか。
永い時間の中で、立ち上がってきた土地のかたち。それは、その土地のスピリットの反映。
忘れられないお店
あまりに空腹だった私は、
こちらのお店で、コロッケとかハムカツとかを注文しました。
そしたら、白米をいただいたのです。
本当に、有難かった。
とても力が出ました。
様々な修行が満ちたら、時が満ちたら、お礼にうかがいたい。その日まで道は続きます。そして、その日からも道は続きます。
町には、青面金剛童子・庚申さま。
人々の 願いをうけて いつの世も。
町の鎮守・長島神社さま
ご祭神は
武速須佐之男命・大山祇神・倉稲魂神・
大綿津見神・事代主神・菅原道真・加藤清正・不詳四体。
山に感謝し、田畑の豊作を祈り、
海に感謝し、大漁と無事を祈る。
営みとともにある祈り。意宣り。意乗り。
加藤清正公は、以前行った、岡山県の総社宮にもお祀りされておりました。
調べてみると、忠義・慈愛・土木・無敗のスピリット。
素晴らしいご神木が長島のまちを見守っておられます。優しい祈りの波動をもって。
さあ、町をでて、すすもう。