念願の瀧原宮をこえて、
よし、今日は、紀伊長島まですすむんだ、と意を決してすすむ。 ![]() 岩間を縫ってながれる川に心奪われる。 ![]() 磐座。 古道沿いにたくさんの願いや畏怖の顕れがみえる。 しかーし、 かなりピッチをあげて、 ずんずん歩いてきて、かなりくたびれてきてしまった。 紀伊長島まで行かなくては!という集中は、良いペースを産んだけど、心に余裕はなかった。だから、とっても、つかれた。 とりあえず、休もう! ![]() たこ焼き屋さんで、たこ焼き食べる。 なんのために歩いているんだっけな。 目的地につくため? 確かに、旅に目的地はある。 でも、巡礼は、その一歩一歩意味がある。祈りをのせることができる。 あらためて、一歩一歩を大事にしよう。 先に急ぎすぎて、感じることを狭めないようにしよう。紀伊長島まで、今日中に行くことは手放そう。 そして楽になって、すすむ。 いけるところまでいけばいい。 一番相応しいところたどり着くだろう。 ![]() 津島神社さま。 ご祭神は、達速須佐之男命とまたしても、八柱之神、若宮八柱之神。 そして、夕暮れも近づく川辺で庚申さまに出逢いました。 ![]() お庚申さま。 全国にありますよね。 私の故郷にもございます。 このお庚申さま、調べてみると、 まさに神仏習合・干支・さらには道教・中国の民間信仰・日本の民間信仰が渾然一体となり、様々な信仰間の差異を満たして埋めていくような、感じをもっています。 青面金剛は、ヒンドゥーのヴィシュヌ神、仏教の馬頭観音(おん あみりとど はんば うん はった)にルーツをもつといわれ、さらには猿田彦大神とも集合するという、ものすごいメタモルフォーゼを起こしています。 神話の原理である、「似たものがくっつく」とはまさにこういうこと。 さらに、惟喬親王をご祭神とする、大皇神社さんという神社に出会いました。 ![]() 惟喬親王は木地師の祖ともいわれます。 木地師は、山の広葉樹の木などで、生活用品をつくる人たち。いまあらためて思うと、自然木からものを彫り出すということは、その木との深い対話と共鳴・共振のわざわざそのものですね。 心をほどいて歩いた末にたどり着いたのは、JR大内山。 近くには 常夜灯がありました。 ![]() 熊野道と頭の宮の分岐にあるこの常夜灯は、伊勢市・河崎から移されたものという!ほんと、ものに歴史あり、ですね。 この日は、大内山駅となりの東屋で、野宿。ついに野宿きた!
by kkiyono-lp
| 2012-10-18 20:46
| Earth Pilgrim 熊野古道
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