岩本山常泉寺
から
高谷山金昌寺 へ。
そして、、、、
この旅で最初の大衝撃にみまわれる!
草鞋、でかすぎっしょ!!
ガイドブックでみたりとかして、おおきな草鞋があるのは知っていたけど!
ここまでとはーーー!
これは完全に一目の価値あり!
後で調べたら、大きな草鞋は、仁王様への奉納、とのこと。
たしかに仁王様は、健脚そうです。
境内に入った瞬間に、その石像の数に驚きました。
たくさんの石像がむかえてくださるお寺です。
物言わぬ。しかし語りかけるような石像。
貴いものの姿を彫ろうとする想いは、人間にいつから備わったのでしょうか。
以前、中沢新一さんの、たしか『カイエソバージュ』の中で、ラスコーの壁画の誕生について読んで、
深く驚いたことを思い出します。いや『芸術人類学』だったかな。
私には、まだ完全な実感があるわけではないのですが、
ホモサピエンスの原初から、造形芸術と信仰はまさに一体化していたんだと思います。
分け隔てなく、行為がそこにあった。
建築にしても、彫像にしても、その他諸々の意匠にしても、
その中心から末端まで、圧倒的に信仰で満ちている。
祈りと共にあるもの。
それは、受け手の精神性をともなって、はじめて成るもの。
そして四番には、ほんとうに美しい、子育て観音さまがございます。
深く心打たれる姿でした。
慈。
その言葉の真を知るには、まだ遠い道のりではありますが、
大変美しい姿に感激し、あらゆる母子に弥栄あれ、優しさの大海あれ、と祈る思いです。