京都の園部から、奈良へ。
つまり、この島々の歴史の中で、何度も、変化の劇的なはじまりを告げるモノを産み出してきた、亀岡、綾部、宮津、与謝野という土霊(とち)から、統一国家以前の地層が露出する平城京へ。
眷属の鹿さんが夜もお迎え。彼らは、この土霊のなかで、鹿らしく暮らしている。
国家安寧、つまり、人々の苦悩からの深い解放、を目指しての、1261回目の修二会の一日に、奈良にいさせていただきました。
国家安寧の大業は深き大きな祈りの中で。
みえずとも
心澄ませて身を翔ばし
修二会の火の粉を
共に浴びなん
清和