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熊野古道 ー伊勢路ー ⑩ 一石峠・古里・三浦峠をこえて、始神峠の手前の浜

一石峠を越えて

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古里へでる。


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古里温泉でゆーーーくっり休む。
有難い。
まさに、湯の中に極楽あり。

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古里海岸を歩く。

「海岸を歩く人たちが砂に遠く長く足跡をつけてゆく。すぎて行く夏を洗い流す雨が降るまでの短すぎる瞬間。」天使たちのシーン/小沢健二

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よせてはひく波よ
穏やかな波よ
それは母
ここから来て ここに行く
永久のめぐりの中にある
よせてはひく波
静かな波動


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さらに三浦峠をいく。

草草と交歓・交感しながら。

空と交歓・交感しながら。

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流れる汗が生きている証

歩かせていただいた道を振り返り、感謝する。

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三浦峠をこえて
竜神が護る池にであう。

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龍神祝詞奏上。

そして、夕暮れ時に
始神峠の登り口の前の浜に着く

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今夜はここで寝むろう。
波音の中で。包まれて。
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by kkiyono-lp | 2012-10-21 18:50 | Earth Pilgrim 熊野古道

熊野古道 ー伊勢路ー ⑨ 紀伊長島・うおまち

峠を降りて、町にでる。

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町は、人々の夢。
交換が頻繁におき、分業が活発におき、
社会の中枢として機能することを無意識に期待された土地。

町の町たる由縁は、やはり交換にあるだろう。
紀伊長島の「うおまち」を行く。
この町は干物がいっぱい。
海の幸が交換される、まち。

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せまい路地にたくさんのおうち。
台風が強いのだろうか。
風が強いのだろうか。
永い時間の中で、立ち上がってきた土地のかたち。それは、その土地のスピリットの反映。


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忘れられないお店

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あまりに空腹だった私は、
こちらのお店で、コロッケとかハムカツとかを注文しました。
そしたら、白米をいただいたのです。
本当に、有難かった。
とても力が出ました。

様々な修行が満ちたら、時が満ちたら、お礼にうかがいたい。その日まで道は続きます。そして、その日からも道は続きます。

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町には、青面金剛童子・庚申さま。
人々の 願いをうけて いつの世も。

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町の鎮守・長島神社さま
ご祭神は
武速須佐之男命・大山祇神・倉稲魂神・
大綿津見神・事代主神・菅原道真・加藤清正・不詳四体。

山に感謝し、田畑の豊作を祈り、
海に感謝し、大漁と無事を祈る。
営みとともにある祈り。意宣り。意乗り。

加藤清正公は、以前行った、岡山県の総社宮にもお祀りされておりました。
調べてみると、忠義・慈愛・土木・無敗のスピリット。


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素晴らしいご神木が長島のまちを見守っておられます。優しい祈りの波動をもって。

さあ、町をでて、すすもう。
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by kkiyono-lp | 2012-10-20 18:50 | Earth Pilgrim 熊野古道

熊野古道ー伊勢路ー ⑧ 大内山〜ツヅラト峠

大内山で目覚める。

これが、朝の風か。
スナフキンがいつも感じているのは、こういう風なのか。
季節の変わり目を感じさせてくれる風が、通り抜けて、僕の顔をなでていく。

今日は、まずツヅラト峠を越えて、紀伊長島へ行くんだ。

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木立の中をゆく。
隣に川がゆく。

今とは全然違った、
道の在り方、川の在り方が、太古からあった。

ツヅラト峠を境に、伊勢から熊野に入ると伊勢路ではいわれている。

峠を登り終えると

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はじめてみえる補陀落の海。
対岸がみえない海。

永遠は近くにあり、感じる心という鍵があれば、その扉はすぐ開かれる。

風が気持ちいい。

人間のほんとうの姿は、風と共に在れるほど、自由だ。

「伊勢を越えた向こうに、神仏の世界がある」
地図がない時代だ。
世界が球体であることも知らない。
その気持ちで、このツヅラト峠からの景色をみたら、海はすばらしく輝いてみえたろう。

風と一体に。
風を感じて、心に風を吹かせて、峠を下り、紀伊長島のうおまちを目指す。
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by kkiyono-lp | 2012-10-19 18:50 | Earth Pilgrim 熊野古道

熊野古道 ー伊勢路ー ⑦ 瀧原宮〜大内山常夜灯

念願の瀧原宮をこえて、

よし、今日は、紀伊長島まですすむんだ、と意を決してすすむ。

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岩間を縫ってながれる川に心奪われる。

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磐座。
古道沿いにたくさんの願いや畏怖の顕れがみえる。

しかーし、
かなりピッチをあげて、
ずんずん歩いてきて、かなりくたびれてきてしまった。
紀伊長島まで行かなくては!という集中は、良いペースを産んだけど、心に余裕はなかった。だから、とっても、つかれた。

とりあえず、休もう!

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たこ焼き屋さんで、たこ焼き食べる。

なんのために歩いているんだっけな。
目的地につくため?
確かに、旅に目的地はある。
でも、巡礼は、その一歩一歩意味がある。祈りをのせることができる。

あらためて、一歩一歩を大事にしよう。
先に急ぎすぎて、感じることを狭めないようにしよう。紀伊長島まで、今日中に行くことは手放そう。

そして楽になって、すすむ。
いけるところまでいけばいい。
一番相応しいところたどり着くだろう。

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津島神社さま。
ご祭神は、達速須佐之男命とまたしても、八柱之神、若宮八柱之神。

そして、夕暮れも近づく川辺で庚申さまに出逢いました。

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お庚申さま。
全国にありますよね。
私の故郷にもございます。

このお庚申さま、調べてみると、
まさに神仏習合・干支・さらには道教・中国の民間信仰・日本の民間信仰が渾然一体となり、様々な信仰間の差異を満たして埋めていくような、感じをもっています。
青面金剛は、ヒンドゥーのヴィシュヌ神、仏教の馬頭観音(おん あみりとど はんば うん はった)にルーツをもつといわれ、さらには猿田彦大神とも集合するという、ものすごいメタモルフォーゼを起こしています。
神話の原理である、「似たものがくっつく」とはまさにこういうこと。

さらに、惟喬親王をご祭神とする、大皇神社さんという神社に出会いました。

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惟喬親王は木地師の祖ともいわれます。
木地師は、山の広葉樹の木などで、生活用品をつくる人たち。いまあらためて思うと、自然木からものを彫り出すということは、その木との深い対話と共鳴・共振のわざわざそのものですね。



心をほどいて歩いた末にたどり着いたのは、JR大内山。

近くには
常夜灯がありました。

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熊野道と頭の宮の分岐にあるこの常夜灯は、伊勢市・河崎から移されたものという!ほんと、ものに歴史あり、ですね。

この日は、大内山駅となりの東屋で、野宿。ついに野宿きた!
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by kkiyono-lp | 2012-10-18 20:46 | Earth Pilgrim 熊野古道

熊野古道 ー伊勢路ー ⑥ 三瀬坂峠をこえて瀧原宮へ

熊野古道に入り、二つ目の峠・三瀬坂峠にむかう。

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さあ、峠!

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汗をいっぱいかく。
せっせと登る。

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峠越えでは、お地蔵さま
おん かかかび さんまいんそわか
無事歩かせていただいて、ありがとうございます!

そうやって祈りたくなる。
これが人間の中にある「自然」なのか。

さて、ざっくざく峠を下って、ついに瀧原宮。


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素晴らしい御手洗場。
美しい。

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日本には、こんなに美しい場所がある。

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調べてみると
三瀬坂峠の向こう側にある多岐原神社のご祭神は、眞奈胡神(まなこのかみ)で、天照大御神の御杖代だった倭姫命を三瀬の渡しでお迎えし、いまの瀧原宮の場所を案内した方。
倭姫命は、宮川を御船をひいて滝原へやってきたといいます。
御船に御神体のせてやってきた。
倭姫命さん、結構歩いてこられました。
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by kkiyono-lp | 2012-10-17 18:50 | Earth Pilgrim 熊野古道

熊野古道 ー伊勢路ー ⑤ 大紀町に入り多岐原神社へ

熊野古道二日目。
昨日の終着点・JR川添駅近くのサークルKからスタート。

実は、歩き始める前は、なんとなく「一日目で、瀧原宮までいけるんじゃないか?」と思っていた。が、結構遠い!

瀧原宮は、皇大神宮の別宮の一つ。現在の五十鈴川のほとりに皇大神宮・内宮が鎮座する前に、倭姫命が御杖代ととして、この地にたどり着き、天照大御神が坐した地です。
まずは、目指せ瀧原宮!

今日は、昨日、想像よりも進めなかったことを鑑みて、ハイピッチですすむ。
瀧原宮!
そして、できることなら、紀伊長島へ!!

どんどん進もう!
集中!

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しかし、なんだか強く惹かれる、不動明王の旗!しかも、ばっちり鳥居がある!興味惹かれる!ええい、寄り道!!


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そして、美しい滝との出会い!

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・・・最初は無駄に思うことでも、やっぱり相応しいことしか起こらない。

どんどんいけー。

うおー、宮川、美しい!
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さすが清流日本一。

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そして、大紀町に入る!



地図をみてしったのだけど、
三瀬坂峠を挟んで、多岐原神社と瀧原宮がある。不思議だ。たきはらというのがこのあたりの重要なことばだったのだろうか。

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皇大神宮摂社・多岐原神社。
集落から少しはなれたところにある、静かな荘厳なお宮でした。その建築からか、皇大神宮・豊受大神宮の摂社や所管社はみな、荘厳な雰囲気を伝えてきます。

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by kkiyono-lp | 2012-10-16 18:50 | Earth Pilgrim 熊野古道

熊野古道 ー伊勢路ー ④ 大台町に入って一日目終了

女鬼峠をこえて、もっともっといける!
っておもっていたら、みるみる暗くなっていく。
10月半ば。17時をすぎると一気に暗くなっていく。
ヘッドライトの装備なし。
参ったぜ!

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道標がところどころあって、安心する。

いけるところまで、いこう。

大台町に入る!

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意外といけるもんじゃん!

古道沿いには、本当に興味深いものがいっぱい。

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この八柱神社というのが、古道沿いにいくつもあったり、

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生まれた村の疫病を治めるために、自ら土に埋まり犠牲になった法師の五輪塔。

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仏陀入滅後、現世の衆生を、弥勒菩薩の到来まで救うという地蔵菩薩。 おん かかかび さんまいん そわか。

さらに!

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この滝は、
「お瀧さん」と呼ばれていた滝です。
お月さん、みたいですね。
親しみが伝わってきます。

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美しい夕日が大台町の空を染めて、伊勢路一日目終了。
この日は大台町に移り住んだお友達のおうちに泊めていただきました。
一日目から、野宿だったら心折れてたかも。
本当にありがとうございました!
しかもヘッドライトを貸していただき!
このことが、これからとっても重要になってきます。
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by kkiyono-lp | 2012-10-15 18:52 | Earth Pilgrim 熊野古道

熊野古道 ー伊勢路ー ③ 田丸〜女鬼峠

伊勢から熊野詣をする人々は、田丸あたりで白装束に着替えました。


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東外城田神社をこえて、

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秋桜がきれい。
そろそろ終いの時期でしょうか。

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観音霊場。
西国三十三観音が祀ってありました。
そこにあったこの歌が印象的でした。

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清き 不浄 も
人をえらばず

これが熊野でよくきくことば。

歩いて熊野まで行く、ということは結構大変なことです。確かに、歩行のみが移動手段だろしたら、行きたければ歩かなくてはいけない。
そこまでして、人々が熊野を目指した理由はなんだったんでしょうか。
人々時間の認識が今と違ったのだろうか。
たとえば、1ヶ月歩くなんてたいしたことない。みたいな。

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西外城田もこえ

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街道をゆく


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ついにはじめての峠。
女鬼(めき)峠。

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昔、荷車を運んだ跡が岩に刻みついてる。
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はじめての峠越え。
風がふきぬける。

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峠をこえると、
そこには、如意輪観世音さま

おん はんど ま しんだ まに じんばら そわか

仏と神がともに織りなす古道歩き。
まるで、この島国で培われてきた信仰の中を歩くような感覚。
それは、あたかも自分の精神を内的に冒険するような感覚にも似てくるのです。
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by kkiyono-lp | 2012-10-14 18:50 | Earth Pilgrim 熊野古道

熊野古道ー伊勢路ー ② 伊勢〜田丸

外宮さんから
宮川へむけてあるく。

宮川の河川敷には
以前「渡し」があったところがある。
このルート上には、柳の渡しがある。

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驚いたのは、昔、このあたりに堤をつくるとき、人柱となられた方がいたこと。
そういう事実を知ると、自然と共に暮らしていくために、どのような考えを人々が持っていたかに、思考を越えて、一歩近づくことができる気がする。事実を事実としてみつめて、知ること。

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美しい宮川を越えて行く。
はじめてこの川を神戸からの自転車旅で名張方面からわたったとき、とっても感慨深かったことを思い出す。
美しい宮川。

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狭田国生神社。
皇大神宮摂社。
「国生」はその土地の神様のこと。
伊勢に天照大御神が鎮座するのを、みなで奉祝し支えよう。その想いでたくさんの国生神社が神宮125社にはあります。
美しい空気感。

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そして、右手に田丸城跡を見ながらすすんでいく。

空は晴れ、道は、始まったばかり。
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by kkiyono-lp | 2012-10-13 16:16 | Earth Pilgrim 熊野古道

熊野古道ー伊勢路ー ① 祈りの波動を持って歩く

平成二四年 神無月 十日。

伊勢から、新宮・阿須賀神社へ向けて、歩きはじめる。

今年は、富士夢神輿で岩手県龍泉洞から富士山頂上まで歩いて、つづいて、秩父札所観音霊場巡礼をはじめた。

歩くことが楽しい。
歩くことで得られる生きている実感に驚いている。
歩くことでわかる人間の小ささを身をもって味わってる。

そして、住まいのある伊勢から、熊野まで歩いてみることにした。可能な限り、昔、この道を歩いた人たちが歩いたのと同じ道を。つまり古道を。

地球の上の、ある場所からある場所へ歩く。
全身で感じながら。
感じたことを積み重ねながら。
祈りの波動を胸に持って、歩く。

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神嘗祭が近づき、伊勢の各地から御旗が奉納されている、豊受大神宮・外宮。
この熊野詣は、ここから始まる。

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今年の元旦の外宮参拝。とても印象的だった。
寒い冬、毎日通った外宮さん。

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多賀宮。
季節は夏をすぎ、日がまた短くなってきた。
日差しは暑いが、風は秋。

さて、いこう。
和歌山県、新宮市にむけて、いざ。
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by kkiyono-lp | 2012-10-12 18:50 | Earth Pilgrim 熊野古道