<   2007年 10月 ( 2 )   > この月の画像一覧

その花の名前は



「変化しているんだ。

それを、感じている」


空は

毎日

高くなる。

雲は毎日高くなる。


「世界は、箱のなかにあるんじゃない。

刹那に変化する風の中にある。

ひいては寄せる漣の上に揺れている。

刻、一刻、変化している。」


おんなじ、フレームで見ている限り、

きっと世界は、その襟元をひらかない。

ふわっとした、感覚は、きっと、自分の中の躍動に、のせて、在る。

f0081311_1421741.jpg


湖の音をきいていた。

漣がたっていた。

風が吹いていた。

そして、心も躍動する


沢山の変化軸が

回転運動をする惑星が

互いに近づいたり

遠のいたりするように

絶妙の

即興のリズムで

生かしてくれている。



遠くから来る光

遠くから来る信号


ここにいて

そこにいて

あそこにあって

ここにだってある



「きっとこれからの変化はこういうことだと想う。

誰もがもっている『これはできないだろう』、『これをやったらまずいだろう』という

薄い壁が、一人一人の中で、すっ、と消えだす。

『こんなこともできるじゃないか』、『意外とこんなことしても大丈夫なんだ』


心が活きだす。


一人の中で興る変化は小さなものかもしれない。

でもたくさんの人の中で、それが興ったら?

どうなると想う?」


尋ねてみるんだ。


どうなると、想う?

そこで咲く花の名前は?


(つづく)
[PR]
by kkiyono-lp | 2007-10-13 01:37 | Story telling

季節のある物語


山に大きな風が吹いた

「おーい、

秋が来るぞー

みんな準備しろー」

ってさ。

葉っぱ、葉っぱ、重なり鳴って、

枝はさらさら、揺れて波になる。


ベランダからはそんな風景だ。



「季節のない物語をいきすぎたな。

朝も、昼も、夜もなく。

暑いも、涼しいも、寒いもなく。

広がったり、縮んだり、柔らかくなったり、硬くなったり、を忘れてた。」


ずっとおんなじでいなきゃいけないっておもわされてたのかも

ふつうにある変化を平坦に塗り固めてたのかも


振動はとめられ

振り子はとめられ

波は堰き止められ


「もう一度思い出したいんだ。 

想い出そう。

一体どんなリズムで生きていたのか。

どうして光と影があるのか。

晴れと雨があり、様々な形の雲が空にあるのか。」



さあ、次の一言はなんだ。

物語の次の節はどう書くんだ。

その舌のさきにある、

まだ

言葉になっていない

力は。



変化のある、

直線ではない、

線をいっぱい描く。



「想い出そう。

季節のある物語。

大きな

ゆるやかな

あたたかさのなかで


生かされていること」


草木









だけでなく

根を

張る。










その回転に乗り、いつでも撓り、この世界にあらわれる。


(つづく)
[PR]
by kkiyono-lp | 2007-10-05 12:53 | Story telling