カテゴリ:日読み・月読み( 6 )

伊勢・神嘗祭 二〇一二年 新暦 神無月 十六日・十七日

しずかな夜の闇の中
内宮・神嘗祭に、特別参詣させていただきました。
生まれてはじめての神嘗祭。
玉砂利を踏む足音。
松明の火。
神聖な空間・時間。
天照大神に、新米を奉納するこの島国の大切な祭祀。

正宮・荒祭宮と、しっかりと祭祀を感じさせていただくことができました。

闇の中、まるで自分がいつのどこにいるのかわからない感覚になり、
さらに祭祀に集中すると、肉体としての己が消えていく感がありました。
ただ意識だけが、はっきりとしている。

地球が一日でも永く生きながらえますように
世界に平和の風が吹きますように
すべての宗教が一つになりますように
この祈りをこれから、しっかり続けていこうと心に決めました。
深く深く、御霊を振るわせて。

f0081311_22225668.jpg


翌日も、正式参拝をさせていただきました。

はじめて神宮に正式参拝させていただいた五年前、
「悠久」を感じました。
絶え間なく流れ続けているいのちの流れ。
空高くから宇治橋へ、綿々とつづく織物のような空気を感じました。

愛すべき生まれて育ってく サークル
君や僕をつないでる緩やかな止まらない法則 / 小沢健二『天使たちのシーン』

神宮・内宮にお参りさせていただく度に、いつも「悠久」を感じます。

今生の伊勢との縁に感謝して 日々明朗にゆかんと願う 
清和
[PR]
by kkiyono-lp | 2012-11-03 18:50 | 日読み・月読み

伊勢・初穂引き 二〇一二年 新暦 神無月 一六日

伊勢から熊野への巡礼ののち、
素晴らしいご縁をいただきまして、
神宮・内宮の初穂引きの御奉仕をご一緒させていただきました。

神嘗祭。
その年にできた新米を神様に食していただくお祭り。

自然のリズムの中で生み出される「米」。
「米」には、この島国の歴史が集約されていて、いのちが集約されているよう。
風も、水も、太陽も、いきとしいけるすべての関わりの顕れとしての「米」
その「米」を御船にのせて川曳きをさせていただきました。

f0081311_23233747.jpg


宇治橋にむかう川が美しかった。

川曳きのすべてに御奉仕させていただくことはできませんでしたが、
五十鈴川の中で感じた湧き上がってくる高揚感や、
祭のダイナミックスさ。そして水と思い切り戯れた経験は、あとあとまで忘れることはないでしょう。

ひとりの人間のいのちのなかで、尊い縁をいただいて、
お祭りに御奉仕させていただける。
そして、私をとりまくすべてのものとつながる経験をいただく、実感をいただく。
そのことに深く深く感謝します。

この島に在る、すべてのいきとしいけるものが、
弥栄ますように。
平和で、健康で、真に自由でありますように。
[PR]
by kkiyono-lp | 2012-11-02 23:29 | 日読み・月読み

二〇一二年 新暦 神無月 七・八日

京都の綾部、
ゐやびの祭りから、JRで京都へ、そして夜行バスで新宿へ、さらに西武線で秩父へと、どんどん来て、
たどり着いたのは、
秩父夜祭が国の重要有形民俗文化財指定されて50周年記念、
「秩父祭笠鉾特別曳行」

秩父には、素晴らしい大きな祭があります。
12月2・3日秩父夜祭
僕の原点。
秩父の誇り。

日本三大曳山祭の一つになっているこの祭の屋台(山車)は、
国の重要有形文化財に指定されています。
他に指定されている祭の屋台は、滋賀県の大津祭や、飛騨の高山祭などのようです。
去年は、大津祭に偶然行くことができて、綺麗な山車のお祭でした。
飛騨高山祭、いってみたいなぁ・・!

秩父夜祭では六台の山車が出ます。
そのうちの二台が、もともとは笠鉾といって「花」がついたものなのですが、
普段のお祭りでは見ることはできません。
今回、「中近」と「下郷」の二台が笠をつけて、一緒に巡行するのは、
なんと99年ぶり!

f0081311_23212379.jpg


まずは、「中近」の笠鉾に遭遇!
やっぱり、笠をつけると大きい!

普段より高い「中近」の笠鉾の上には、神が依る、依代となる「神籬(ひもろぎ)」。

f0081311_23243523.jpg


神籬って美しいな、って思うのです。
21世紀の日本。まわりの建造物はどんどん姿を変えていっても、神事における神籬は、変わらない。
その神籬を冠した笠鉾が街をすすんでゆく。
そういうものに、心ゆすぶられるし、神聖な美しさを感じるのです。
それは、大地のスピリットに根ざしたもの。その顕在している姿。その証明。

秩父神社内にいたら、「下郷」の笠鉾が入ってくる。
さらに大きい!

f0081311_23351131.jpg



そして「下郷」の笠鉾にも、太陽のような依代が!

f0081311_23371732.jpg


この依代は「天道」とよばれるもののようです。
「天道」は、「てんとう」と読むと思うのですが、これって
「おてんとさま」の元となっている言葉でしょう。

天道について
日本では、一般的にお天道様(おてんとさま)とも言うように、太陽神としても知られる。太陽は神として祀られたのである。信仰心が伴わなくても太陽を「お日様」と呼び、お月様、お星様と同様に自然崇拝の対象であった。
天照大神は天童の神格化であり、仏教の大日如来とも習合した。また対馬の天道信仰においては日の神の子として、天童(てんどう)という言葉もある。
日本人はてんとうむし(天道虫と書く)を太陽に見立てた。
千葉県では天道念仏と称して、春2月・3月に祭壇を作り、踊り念仏で作物の豊作を祈るなど、農耕儀礼に展開した。
修験道も関り、祭壇には出羽三山を祀った。中央に湯殿山を拝していたのは太陽崇拝であり、湯殿山は、胎蔵界大日如来を本地、天照大神を垂迹とした。
地名では、名古屋市天白区天道、福岡県飯塚市天道、鹿児島県出水郡長島町の天道山、山形県天童市などがある。
戦国末期の仏教・神道・儒教の統一思想に広がれた説がある。―Wikipediaより

ちゃんと、考えたことなかったけど、
お日様、お月様、お星様、ってみんな自然崇拝のことばなんだな。
こんなに素朴で近くにある崇拝。
なんだか、神道が神道たる前の、もっと分解・分析にとらわれない全体的な意識から生まれる世界観をみれるスコープのように感じる。

お日様、お月様、お星様。
このことばは大事だ。
わすれちゃいけない。

お日様、お月様、お星様。
お空をめぐる皆々様よ。
まわって、生かして、育てている。

二台の笠鉾が秩父神社に並ぶ。

f0081311_23404189.jpg


そして夜になっていく。


f0081311_23433537.jpg



二日目は、「中近」の解体まで、みさせていただきました。
笠鉾は「ご神木」の役割をしているそうです。
神籬を支えているど真ん中は一本の木。今回は、三峰神社のあたりからいただいた木とうかがいました。
あれくらいずどんとした柱がほしい!

f0081311_2345453.jpg


99年前、それは1913年。
日本の人口は2500万人!!
そして、江戸幕府最後の将軍・徳川慶喜が亡くなった年。
時。
確実に変化していく。

その99年を経て、いま二台の笠鉾が秩父を巡行した。
さて、これからの時は?変化は?
[PR]
by kkiyono-lp | 2012-10-10 20:10 | 日読み・月読み

二〇一二年 新暦 神無月一日

f0081311_1337211.jpg

中秋の名月を明けて、
新暦 神無月一日

倭姫宮に歌の奉納をされる方と一緒に、
参拝に行かせていただきました。

f0081311_13362034.jpg


嵐のあとで、ちらばる枝、葉の参道。

f0081311_13393953.jpg


伊勢に住もうと想ったのも、
この倭姫宮からでした。



台風一過の禊払え、大龍過ぎ去りし後の伊勢にて、倭姫宮詣。


すてきな歌にあわせて、踊らせていただきました。
太陽と月、二つの大変貴い珠を奉納させていただくような踊りでした。

そして、ほんとうの美しい珠は、己の中に在る、ということを思い出させていただくような踊りでした。

ほぼ5年間、踊れなかった僕が、
2012年3月11日、優しい歌に身を任せて、
踊り切ることができました。

優しい歌を歌う方と出逢わせていただくことで、
もう一度踊れるようになりました。

自分の中で、そよぐ風。凪。
うねる蛇のような力。
かたさとやわらかさ。
それを感じて、踊り始めています。

またどなたかと出逢えることで、踊りがうまれてくるでしょう。

それがとっても楽しみなのです。

踊りを踊れなかった時間。
踊りがやってきた瞬間。
どちらも、とっても大切でした。

踊り終えたら、「いのちの宝物」が現れました。


f0081311_13401420.jpg



美しい。


ありがとう。
[PR]
by kkiyono-lp | 2012-10-02 09:30 | 日読み・月読み

二〇一二年 中秋の名月

台風が、すごい勢いでやってきた。

伊勢の朝日館で、うさと展。
素敵な出会い・再会・たくさんの素敵な衣に囲まれて、幸せでした。

すぐ近くまで波がやってくる。
海の上を風が走っている。

f0081311_046769.jpg


昔の人は、台風のこと、なんて呼んだんだろう。
まさに、それは龍の如し。


志摩半島沖を台風が通過し、
晴れた夜空には、中秋の満月。

f0081311_0471025.jpg



東にいく決意が満ちました。
次の満月がのぼるころ、僕は東にいきます。

2007年、自転車で鷺宮を出発してから、京都、大阪、兵庫、伊勢と移ってきました。そして、もう一度、東にいきます。

西への長い旅は、
あらためて「好きなもの」「美しさ」「わくわく」を感じる力を取り戻す旅でした。
ほんとうに有り難い日々でした。

いつまでも鳴り響いていてほしい。
先祖とつながる、土とつながる音楽。

そして、あらためて、
Don't be afraid of talking about the spirit.
(魂を語ることを恐れるなかれ)

分断されていたものが、
出会いによって
私の中で折り重なり
さらには、その枠組みは融解して、とけていく。

溶けつつ、解けつつ、融けつつある。

とけつつある。
[PR]
by kkiyono-lp | 2012-10-01 09:30 | 日読み・月読み

二〇一二年 秋分


二〇一二年・秋分

今年も秋分がやってきました。めぐってきました。

地球が太陽の周りを、周り周って、冬至から太陽黄経二七〇°地点を通過。

このCircleの中に、僕たちの身体は在る。それは愛すべき、生まれて育っていくCircle.


二〇一二年・秋分の日を、生まれた秩父で過ごしています。

笹久保伸さんの「翼の種子 Semilla de Alas」を聴きながら、

夜と昼を間違えて鳴らす鈴虫の音を聴きながら、

膝に子猫が眠りながら。


先日、僕の家に子猫がやってきました。

f0081311_12512742.jpg



名前は多賀ちゃん。足はしろたびちゃんです。


よく飛び跳ね、よく走り、よく食べて、よく寝ています。


子猫のいのちのあたたかさが、肌に伝わってくる秋分の日。

f0081311_130231.jpg




このブログの二〇〇八年くらいの記事を読むと、そのころに感じていた「静かな音」がありありと伝わってくるようです。その時の自分の声をきいて、はっとしたり、鳥肌がたったり。

それでも
日々は進みます。
太陽の運行と星々の運行のグルーヴで。
意識の宇宙と身体の大地。
しっかりと言えることは、

これからも、ずっと、わくわく、夢をみていきたい。
心がわくわくすることを、しっかり感じて、みつめていきます。


一緒に夢を叶えよう。
ありがとう。
[PR]
by kkiyono-lp | 2012-09-22 13:03 | 日読み・月読み