季節をわける「節分」のよる
人たちみんな 杜にあつまった
一年間 厄をはらってきたお札や縁起ものを火に還す
神主さんがお払いをして 火がつけられる
火は生き物のように 振るえて 揺れて 踊った
火の粉は意志をもって どんどん 高い空に 昇っていった
蛍のように ひかって 昇った
風がおこる
神社の境内を 結界の注連縄を 揺らしてた
火を見守っているのは 人たちだけじゃない
たくさんのいのちが火をみつめていた
そして すこし 暖かさの中で 襟をゆるめてくる
火をずっとみていた
それは ぼくたちをこえたちから
えねるぎーそのもの
次のあさ
確かに感じた 寒さの中に混じる「春」
変化は 「ここからここまで!」なんて区切られるんじゃなく、
大きなものの中に、小さな変化が忍び込み
やんわりやんわり 変えていく 変わっていく
ベランダで伸びをしたら
黄色い小鳥が横切った
春がはじまるよ
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お知らせ
写真をすこし上向きのやつにかえてみました 笑