第七話 魔法使いたちの時間


「どこからきたかもわからないもの」

街中に溢れている


「なにが入っているかもわからないもの」

そんなものばっかりに 龍のかたちをした島は埋められていた


日に日に、不安なBGMは大きい音で鳴り出した


「一体、なにが本当なのか?」

「安全って、なんなのか?」

「信頼、ってなんなのか?」



誰だって、「これは、安全かなー? 農薬入ってないかなー?」

なんて疑問を持ちながら、お食事なんてしたくない



でも、かわいそうなのは、龍のかたちの島のひとだけじゃない


名前も付けられず、どこからきたかも知らされず「加工」されるいのちたち


どこかの土で生まれたとしても、それを剥ぎ取られてきたいのちたち

なぜ?


いっぱい 危険な目に合わされてきたから

「どんなことをして、ここまでたどり着いたか分かっちゃたら、そもそも普通の人は買わない」




「工業製品」じゃない。

いのちは。

いのちをささえるのは。


でも、たくさんのお薬をつかって、

野菜を「まっすぐ」にさせたり

「彩り」を美しくする方法を

眠れる獅子の国に教えたのは 

龍のかたちの島の人だった

「かたちのいい野菜じゃなきゃ、売れないぞ」

「虫がかじってちゃあ、市場では売れないなー」

眠れる獅子の国のお百姓さんの耳元でささやいてきたのは

龍のかたちの島の人だったという話だ


そして、そんなかなしいものたちを、無言で支持してきたのが、

龍のかたちをした島の人たちだったってことだ




食品添加物でざらざらになった口で想う

「もうやめにしたい」

いのちをないがしろにすること

じぶんをないがしろにすること

そして結果として未来をないがしろにすること


テレビっていう箱は、なにも教えてくれない

お金のある人の不都合なことは流せないんだから


そんなふうに 龍のかたちをした島は ちょっとくるっちゃってた






魔法使いたちがふえだしたのは

最近だ

僕は、もう24年も魔法の研究をしている

列記とした魔法研究家だけど

(ちゃんとアカデミーが出しているライセンスだって持ってる。)

この年になって「魔法」とはなにかだんだん分かりだしてきた


それは 

「想いをこめて 現実を変えていく力」



「ものに愛を込める」

それは、あったかくて、

素直で、

機械が、がっちゃん、がっちゃんしてつくったのとは違う

人の心を和やかにして

人に自信を与えて

それ自体が光っているもの

料理、お野菜、靴、時計、絵、そして壊れたものを直す「なおしやさん」・・・・・

「ものと出逢うことは想いと出逢うこと」

だれが創ったものなのか、

その先に創った人は笑っているか


それが安全で、信頼だと僕は想う

それこそが「魔法」なんだと想う


もちろん「ことば」だって魔法になりうる

「おはなし」だって魔法になりうる



「正しいことがみえなくなって

疑問だけが

日々を埋めていく時

魔法使い達の時間がはじまる

希望の灯火は

その手のひらの一つ一つの動きから始まって

波動のように広がって

なにが「価値」なのかもう一度、教えてくれる」


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友人の船橋和花ちゃんがBlogをはじめました

リンクさせていただきました。

いままで友人のBlogが名前だけで、

どんな人かわからなかったので、

ちょこっとづつ紹介を書いてみました

(不本意な説明だったら、すいません。 そのときは言ってね)


もう一点

リンクにある、虔十の会の関西広報担当になりました

是非たくさんの人に知って欲しいです

東京の高尾山のことです

http://homepage2.nifty.com/kenju/
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by kkiyono-lp | 2008-02-02 03:46 | 2008年 72の物語
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