2013年・冬至。
地球は、今日も、確実に太陽の周りを進んでいく。
一年で一番短い日中が終ったのちに、
美しい夜空がやってきた。
空には星が瞬いていた。
明日からは、また一日一日と、日は長くなっていく。
こういったことは、ほんとうに永劫の時間の中で、
何度も、何度も繰り返されてきていて、そういうことに想いを巡らすと、
心は小さな悩みから、少し解放される、気がする。
小さな体を持って生まれ、
その後も小さい体とともに生き、
明らかに有限な時間の中で、どういったものに手を伸ばし、
どういったものを目指して生きるのだろうか、なんて、考えてみる。
空から見れば、私の存在も小さく、
ただほんとひととき、この大地に立つ者だが、
いつかしっかりとその小ささを受け止め、
ただただ等身大のいのちを慈しみ、
全うへとたどり着けるだろうか。
心の中の
スイッチをおせ
そしていまから、日は長くなっていく。
次の冬至が来たときに、鳴っている音楽を想え。
2013年・冬至。