20年後のことを想って・内宮遷御

2013年の10月2日・第62回の神宮の内宮遷御の日、

わたしは、石巻にいました。
一番近くの神社は、大嶋神社という住吉三神がご祭神の神社です。

この弓の島の弥栄を願って、この弓の島のすべて生きとし生けるものが、幸い、和み、あらゆる束縛から解放されることをお祈りさせていただきました。

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20年後の未来に、この弓の島がどんなふうになっているか、その未来にむけて、いまの私のことを書いておきたいと思いました。



わたしは、いま石巻をベースにしている一般社団法人 OPEN JAPAN で、『3月10日』制作室というプロジェクトをさせてもらっています。
福島第一原発事故によって、故郷から離れざるを得なくなった方々が10万人もいらっしゃいます。
その方々の人生を、自分史というかたちで、本にして、次の世代の人達へ伝えていく、という活動です。
未来に向けた活動です。まさに、次の遷宮の頃に若者になっているだろう、これからやってくる人々にむけて自分史を書きのこしていく活動です。20年後にこの成果をみたら、どのように感じるだろうか。そういう気持ちでまた新たな気持ちで取り組んでいきたいと思います。


ほんとうにありがたいことに、この式年遷宮の歳から、和歌山県の阿須賀神社さまとご縁をいただいて、神職としての道を歩み始めることができました。20年後は50歳。40年後は70歳。60年後は90歳。そういう風にこれから年を重ねていくなかで、神職の道を歩ませていただけることに深く感謝いたします。この10月には、はじめての大祭での奉仕をさせていただきます。身の引き締まる想いです。


2012年の立冬頃からは、秩父で「ほしのゆめ」という場づくりをはじめました。築130年の古民家を母と協力して、心休まる場づくりをさせていただいています。そろそろ一年が過ぎようとしていて、ほしのゆめの御蔭でたくさんの経験と出会いをいただいています。安心できる場づくりをしていきたいな、とおもっています。


森にかかわることは、私のライフワークです。いま、森のまつりごとという団体と、「川のまつりごと」という新しい民主主義のカタチを模索しています。市町村や都道府県ではない、流域での意思決定に未来の社会の単位があるように感じています。それを広げていきたいとおもいます。


母も、祖母も、姉も元気でおります。うちには、いま多賀ちゃんという猫もおります。
今まで以上に、仕事に没頭していきたいと想っています。


鶏鳴所役の宮掌が、 「カケコー」と三声、長く唱える声を映像でみたときに、ついにこの時がきたんだと感じました。

そうしてあらためて、石巻総鎮守の大嶋神社さまにお参りをしました。

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歩んだ道は後戻りはできない。そうやって進んでいこう。

台風の風吹く石巻から、20年後の遷御の日、私はどこにいるだろうか。

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by kkiyono-lp | 2013-10-02 22:47 | Story telling
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