肌に染み込む闇の少ない都会

夜は、はっきりと暗い土地にいると、
その質感はそれぞれの土地で違えども、力強い闇がひろがっている。

闇はただの空間ではなくて、そこにはあたたかさや、安心感をあたえてくれるし、親しい魑魅魍魎が棲まうような感がある。

石巻に向かうために、東京駅についたとき、闇がある程度勢力を保っている場所で感じる、肌に染み込んでくる闇の感じがないことを感じた。

それは物質的に語れるものではなくても、心として僕が必要としているもの。

明るく投射されつづける、あかりの前に行き場を失った闇。闇たち。

僕は彼らに護られていることに、気づく。

東京駅には、大きな銀の鈴があった。

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by kkiyono-lp | 2013-08-18 08:38
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