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別雷皇大神ーかもわけいかづちのみこと

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別雷皇大神、わけいかづちのすめおおかみの神社は、水戸の偕楽園近くにありました。

御祭神は、京都 上賀茂神社の賀茂別雷命です。

雷神さんと呼ばれ、電気の神様として、東海村の原子炉の守護神として祀られています。

電気は、自然の中にもともとあります。

雷が落ちることで、自然は変化し、稲の稔りをたすけます。

電気をつかい、様々なことを動かすことは、人々の夢でした。

夢を叶えた人々は、それがあたりまえになっていきました。

いま、目の前にある、人間の繁栄は、電気をはじめ、自然の中にあったものを、自分たちに利用しやすいものに変える。自然から取り出す、ことによってなっています。

しかし、自然はいつでも、ちはやぶる変化の可能性を内在しているので、人間の手にはおえません。人間からみれば、自然は、溢れ出る、枯渇する、激しく揺れる、大きく波打つものたちです。

おさまりきらないものをどうするか。

蓋をして、みないようにするか。

文明の根幹をみる時代がきているように思うのです。

その技術は、自然と調和的か。
どのような哲学が、どのような相似をもって、どのような親和性をもって、技術、顕れを支えているのか。

賀茂別雷命は、元々、雷を別けるほどの力を持つ、という神様といわれています。

より良く、この島国で生きていくために、安寧に生きていくために、
この島の地層をしっかりとみつめ、こじれた糸をしっかりとみつめ、縦横に張り巡らされた意味の糸をしっかりとみつめたい。
そこには、単に頭のみの知識を超えた体感の智慧があるから。

そうして、別雷皇大神に向かうとき、弥栄を祈ることの真の在り方にであえるのではないでしょうか。
by kkiyono-lp | 2012-03-21 09:49
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